朝はゆっくり8時半ごろに出発。まずは自転車屋さんを探しつつ、宮沢湖を目指します。地方道179号に出て箱根ヶ崎で桂通りに入り北上。しばらく八高線の西側を沿うように走りますが、阿須という交差点でで右折して八高線の東側へ移り、また北上。いつもは裏道から裏道へとルートをつなぐことに情熱を燃やしている私ですが、今日走る範囲は手持ちの地図では広域図しかない地域なので、大通り中心です。多少覚悟はしてたけど、結構アップダウンがあり、上り坂になるたび長男が見えなくなります。
しかも、暑い!!!昨日の日焼け事件の反省から、今日は足にもバッチリ日焼け止めは塗ってあるけれど、それでもさらに追い討ちをかけてしまいそうです。すでに「裸足なのに靴下はいてる状態」だというのに、これ以上コントラストを強くするってのはどうだろう・・・。
途中、ロードレーサーに乗ったバリバリのサイクリストのお兄さんが、長男を追い越しながら「がんばれー!」と声をかけてくれたようで、「はーい!ありがとうございまーす」という長男の声が背後から聞こえてきました。追いついてきた長男は、「今ねぇ、抜かしていったお兄さんにがんばれって応援されちゃった」と嬉しそう。実際その後の長男は、しばらくはスピードに乗って走っていました。見知らぬ人からの応援って、効き目あるなぁ。
宮沢湖まであと5〜6q、というところで自転車屋さん発見。からんだワイヤーを見てもらうと、すぐに工具で取り除いてくれました。しかも、お代はいらないとのこと。え!?タダでいいんですか!?暑い中、面倒な仕事を頼んじゃったというのに、なんか申し訳なかったなぁ・・・。でも、旅行中の身には、予定外の出費は少ない方がいいので、すごく助かります。自転車屋さん、ありがとう! |
|
宮沢湖に到着しました。入口手前に駐車場がありますが、自転車は中に持ち込めるのでそのまま入園。入口からの坂を下りきると湖畔に出ます。レイクサイドパークに行く場合は、そこから左へ進みましょう。何も知らない私たちは、右に進んでしまい、行けども行けども釣り場ばかりで、もしやレイクサイドパークとは釣堀なのではと疑いかけました。
いやいや、事前に調べた時に、アスレチックや遊園地のようなものがあると書いてあったし、そもそもそれを知って宮沢湖に来ようと思ったのだから、どこかにはあるはず。一周すればいつかはたどり着くだろうとこぎ進めて行くうちに、道は完全な山道に。未舗装なだけでなく、木の根っこが露出し、大きく鋭い石がゴロゴロしているような道だったので、ひきかえすことにしました。
果たして、さっきの分かれ道を左に行けば、もう、ほんとすぐに遊園地が見えてきました。私たち、一番遠回りな方法で行こうとしてたのね・・・。
|
|
|
|
|
遊園地といっても、規模は大きくありません。でも、大好きなアスレチックやアーチェリーなどができたので、長男は満足した様子。ただ、弟達がいないと、イマイチ盛り上がりに欠けるのか、いつものパワーはないようにも思えました。でもそうねー、アスレチックなんか特に、1人だけで遊んでも、つまらないとは言わないけどすごい楽しいものでもないかもね。
(右上と左の画像の上にマウスポインタを置くとほかの画像も見られます)
園内にはレンタサイクルもあり、宮沢湖を一周できますとのことでしたが、一周するとなるとさっきの山道も越えることになるので、実際にはこれで湖一周をする人はあんまりいないんじゃないかなぁ。でも、さすが子ども連れが多い(というか子ども連ればかりの)場所だけあって、レンタサイクルも後部に初めから子ども用座席が取りつけられているものがズラリ。マイ自転車を持ち込んでいない人がもう少し奥のほうにある動物園に行くには、機関車を模した「なかよしトレイン」(タイヤで走ってましたが(笑))に乗るか、このレンタサイクルで行くのが便利です。
|
|
|
遊園地から動物園までは少しですが上り坂です。途中途中の看板が、「あと374m」とか「あと102m」と、妙に半端なのはナゼ??
動物園には入りませんでしたが、その手前でヤギ達が放し飼いにされているところで止まってみました。なんでも、雑草の除草のために、特別編成(笑)された除草隊だそう。
エサの無人販売もあり、ヤギさん達の仕事に障らない程度にあげることにしました。犬や猫は好きでも、ライオンに食べられたくないからサファリパークには絶対に行かないと宣言する怖がりの長男も、ヤギなら触れるようです。
(右上の画像の上にマウスポインタを置くとちょっとだけ拡大します) |
|
|
|
|
ひととおり園内を見終わったので、出ることにしましたが、次の目的地の所沢航空記念公園へと向かう前に、レイクサイドパークに隣接する「F1カート宮沢湖」に寄ってみました。
受付に行くと、まずは誓約書へのサインを求められました。え?そんなに危険なの?でも子どもでも楽しめるって書いてあったしなぁ。
(画像の上にマウスポインタを置くと走行中の姿が出ます。見てもしょうがないのですが(笑))
|
|
|
そして料金は3周で1000円、10週で2000円。ひえ〜、高っ!!・・・と思ったけど、遊園地のゴーカートでも1周2〜300円はとるか。そう考えると、無茶苦茶高いというわけでもないのでしょうか。だいたい、長男はすっかり乗る気になっており、今更やめようと言える雰囲気でもなく(笑)。
それにしても、ゴーカートのつもりで気軽に立ち寄ったけど、周りは大人のお客さんばかりです。こりゃ、分不相応なところに来てしまったかと思いましたが、子ども用のヘルメットもちゃんと用意されており、スタッフのお兄さんも親切に指導してくれました。ちなみに、子ども用のヘルメットには長男の頭は入らず、写真の赤いヘルメットはレディース用です。
ひととおり操作方法を教わり、おそるおそる発進。この車はものすごくスピードが出るので、アクセルは踏んでは離し、踏んでは離しして走ってね、とのお兄さんの指示をきっちり守って、ブルルルルン、ブルルルルン、・・・と音をたてながら走っていきます。そんなに小刻みにアクセルを離さなくても、と見ていて思うほどでしたが、慎重派の長男らしいといえば長男らしい。走り終わった後、「楽しかったけど、振動で手がしびれた」と言っていました。 |
|
さあ、時刻も正午近くなり、そろそろお昼ごはんにしたいところです。所沢へ向かう道の途中、どこかでお店に入ろうと探しながら走っていると、ありましたありました、国道299号沿いに「齋藤物産」という看板の出たうどん屋さんを発見!ここに入ろうかと言うと長男も大賛成です。中に入ってざるそばとぶっかけうどんを注文。シコシコのうどんに舌鼓を打ちながら、しばし外の暑さを忘れ、足を休めました。
お腹がいっぱいになったら、航空公園へ向けて進撃再開です。途中、道に迷いかけたりもしましたが、それよりもつらかったのは、やはり暑さでした。もはや日焼けがどうとかというレベルでなく、熱中症の危機を感じるほど。脱水症状をおこさないよう、水分や塩分、ミネラルを補給すべく自販機でスポーツドリンクを買うのですが、「つめた〜い」のを買ったはずなのに、すぐに「あったか〜い」飲み物になってしまうのでした。
|
|
途中何度か小休止を入れながら、所沢航空記念公園へ到着したのは夕方でした。公園付近の歩道は左の写真のように歩行者用と自転車用とに分かれており、また「これでもか」と言わんばかりにそれぞれの領域を示す標識が掲げられていました。本当は自転車のスペースが縁石とか花壇とかで分離されているのが理想的でしょうけれども、これだけ通行人が少ないのでなかなか走りやすかったです。
|
航空公園の中の記念館には、ジャンボジェット機やセスナなどのフライトシミュレータがあるとのことで、長男はそれを楽しみにしていたのですが、残念ながら到着が遅かったためにもうすぐ閉館。体験することができませんでした。彼のあまりの落胆ぶりを見て、そんなにやりたかったのなら、明日の予定を変更して帰る前にもう一度来ようか?とも思ったのだけれど、あいにく記念館は月曜定休との事。残念。また今度だね〜。
|
|
でもだからといって、せっかく来たのにすぐ帰るのはもったいないので、しばらく記念館の前の芝生の広場で遊んでいくことにしました。
記念館内の売店で、棒に輪ゴムをつけたカタパルトで空に飛ばすと、竹とんぼのようにクルクルと回転しながら落ちてくる「アローコプター」という玩具を購入し、いざ広場へ。
広場には、紙飛行機(折り紙のじゃなくて、厚紙を貼りあわせて作る立派なの)を飛ばしている人たちもいましたが、人のまばらな場所を選んでアローコプター発射!
|
|
|
シューーーッと音を立てて真っすぐ上空へ飛んで行き、頂点で羽が開くと、今度はゆっくりクルクルクルクル回りながら落ちてきます。・・・コレ、面白いかも。着地地点を決めてそこに落ちるよう狙って発射したり、落ちてきたところをキャッチしたり、単純だけど大人も結構ハマります。風の状態や発射角度などの条件が整えば、50mくらい上昇することもあるのだとか。
ひとしきり遊んで、長男のご機嫌もすっかりなおった様子。そろそろ宿に向かいますか。 |
|
今日の宿は、西武ドームの近く。今からだと途中で暗くなるかもしれません。私のランドナーにはライトがついているので安心ですが、長男のマウンテンバイクに取りつけていたライトは、出発直後に壊れてしまっています。無灯火で走らせるわけにもいかず、途中でまた自転車店かホームセンターを見つけて買うか・・・。
ところが、選んだ道が住宅街の道だったために、そのどちらもなかなか見つかりません。たまにコンビニっぽいお店を見つけても、ライトはおろか、懐中電灯すら置いていません。困ったなー。大通りに出たからといって、すぐに見つかるとは限らないし・・・。
と、向こうの方にスーパーを発見。日用雑貨も置いているみたいだし、この際懐中電灯でもペンライトでも、光るものなら前カゴに入れておけば対向車からは認知してもらえるからいいや。そろそろ暗くなり始めており、時間ももったいないので、店内に入るなりお店の人に聞いてみました。
が、残念ながらここでもライトの類は置いていないとの事。仕方ないので、失礼かとは思いましたが、この辺りに自転車店かホームセンターなどがないかどうか尋ねたところ、「あ!ちょうど自転車やさんが来てるわよ。●村さーん!この方自転車屋さんを探してるんだって!」と自転車屋さんの奥様を紹介してくれました。道を教わり、長男と2人、その自転車店へ急ぎます。
お店はすぐに見つかり、ライトを探していることを伝えると、さきほどの奥様のご主人にあたると思われる方が、奥からいくつか持ってきてくれました。が、残念ながら長男の自転車にあう形のものがなく、なんとかエンドバーに取りつけられるフラッシングライトを購入し、装着もお願いすることにしました。フラッシングライトでは本来前照灯にはならないのだろうけれど、道自体は街灯もあって周りが見えるし、点灯させておけばとりあえずは大丈夫でしょう。 |
|
19時過ぎに宿に着き、まずはチェックイン。昨日もそうだったけど、近場過ぎて住所を書くのが恥ずかしい(笑)。でも、親子で自転車で旅行しているのを見て、宿の人に「そういうのもいいね」と言ってもらえたので、少しは格好もつきましたが・・・。
部屋に余分な荷物を置いたら、西武園へ花火を見に行く計画です。最初は自転車でと思っていましたが、今日の走行距離がすでに57qを超えており、長男も少し疲れ気味のようだったので、電車で行くことにしました。
西武球場前駅からレオライナー(西武山口線)に乗り、遊園地西駅で下車。花火後の混雑を考えて、先に帰りの切符も購入し、改札を出てすぐの広場で8時を待ちました。遊園地の中に入った方がより見やすいのでしょうが、外でも充分見られるようで、広場には家族連れや浴衣姿のカップル(浴衣は女の子だけですが(笑))が大勢待機し、花火大会が始まるのを今か今かと待っていました。
|
西武園ゆうえんちでは、夏は毎週土日に花火大会を行っています。ということは、もしかしてほんのちょっとしか打ち上げないのかなぁ?そう思っていたのですが、結構見ごたえがありました。時間にしたら30分程度のものなのだけれど、単発ではなく次々といくつもの花火が打ち上げられ、音も体感できて、長男や私にとっては充分楽しめました。
画像が悪いけれどその時の花火です。
(画像の上にマウスポインタを置くと別の花火が見られます) |
|
|
|
花火の後は、遅い夕食。目当ては所沢市山口にあるレストラン「マ・メゾン」です。一度西武球場前駅に戻り、西武狭山線で下山口へ!・・・と思ったら、なにやらホームがざわついています。どうやら、路線のどこかの駅で人身事故が起こったとかで、電車がストップしてしまっているのでした。
いつ復旧するかもわからないようなので、「マ・メゾン」はあきらめ、西武球場前駅の近くの食堂に入り、空腹を満たしました。ちょうどこの夜、西武ドームではソフィア(・・・って言ってたかなぁ?)のコンサートが行われており、それもちょうど終わったところのようで、付近は電車が止まって帰れなくなったファンでごった返していて、コンビニの商品も自販機も軒並み売り切れ状態でした。そんな中で、スムーズに食事にありつけたのは、まだラッキーだったかもしれません。
宿に戻り、お風呂に入って汗を流します。ふ〜。今日もよく走りました。明日は20qくらいだよと話すと、「え?それだけ!?」と長男。・・・よしよし、かなり染まってきてます(笑)。
|