その後のお話
 
 かくして、母さんの初めての一人旅は無事終わりを告げました。途中、いろいろとアクシデントはあったものの、概ね計画通りに進み、楽しい旅でした。コースを決めたり、宿をとったり、切符を手配したりと、すべてを一人で計画し実行したのは初めてでしたが、なんだ、私にもできるんだ、と、ささやかな自信につながりました。

 一人旅を思いついたときは、一度でいいから一人で旅行してみたいと思っていただけだったし、今回膝の痛みに耐えてでも自転車で完走できたのは、半分は「もうこんな機会ないから」という危機感(?)があったからという気がしないでもありません。

 でも、旅から帰って何日か経っても、淡路島での体験が昨日のことのように思い出され、また一人旅したいな、今度はどこへ行こうかな、と考えている私がいました。夫からも「そんなに楽しかったのなら、また行っておいでよ」との許可をもらったことだし、これが最後にはなりそうもありません(笑)。家族での旅行やお出かけも大事にしながら、日常生活や家庭に影響のない程度に、またあちこち足をのばしてみたいと思います。

 いつか、子ども達がもう少し大きくなって、一緒に自転車旅行ができたらいいな。でもその頃にはお母さんとなんて一緒に行ってくれないのかな〜。

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