マウンテンバイクが来た!
 
 ある日、職場の先輩に声をかけられました。

 「きーさんトコの子って、今いくつだっけ?」
 「上から9、5、2歳です」
 「うーん、まだちょっと大きいかなあ」
 「・・・・?」
 「実はさ、うちの娘が1年位前にマウンテンバイク買ったんだけど、
ほとんど乗らないうちに新しいの買っちゃったんだよね。で、誰か貰ってくれる人を探してるんだけど・・・でも、9歳じゃまだ足が届かないかな」
 「何インチなんですか?」
 「26インチ」
 「・・・それ、私が乗るかも」←ほぼマジ
 「アハハハ・・・。まあ、息子さんもすぐ大きくなるし、良かったらいらない?デザインも男の子っぽいし。結構いい自転車だから、捨てるのもったいなくてさ」

 先輩は最後まで冗談だと思っていたようですが、息子なんてまだ22インチに乗ってるガキンチョ、すでに私の中では、その自転車はもうすっかり自分のモノ。少なくとも、長男が乗れるようになるまでは、私が使わせてもらいましょう。

 そんなわけで、数日後、マウンテンバイクが我が家にやってきました。
スペシャライズドのハードロック。前カゴも、ボトルホルダーも、ライトも、それにテールライトまでつけてあります。ほんとに貰っちゃっていいんですか〜!?

 淡路島以来、すっかり自転車での旅行に味をしめてしまい、クロスバイクかマウンテンバイクを買おうかと思っていた矢先だったので、これはすごいラッキー。いずれ自分の自転車を買うにしても、まずはこれで自転車旅行の練習ができます。

 淡路島ではレンタルのマウンテンバイクでブロックタイヤが重いと感じたので、友人のすすめもあり普通のタイヤに換えました。ついでにライトも、ダイナモ式のものから乾電池式のLEDライトに換え、ハンドルに巻きつけるタイプの小さいミラーもつけ、ボトルも買いました。そしてサイクルコンピュータも装着。やっぱりもう、すっかり自分用です。

 こうなると、行きたくなっちゃいますね〜、長距離走行。というわけで、地図で色々探した結果、ちょっとマイナーですが、栃木、群馬、埼玉、茨城の4県にまたがる渡良瀬遊水地にある谷中湖(やなかこ)を目的地に設定し、またしても母ちゃんの自転車旅行の始まりです。谷中湖、ハート型の湖なんだって。早く見てみたいなー。

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